今日の一曲:Tomasz Bednarczyk - The Sketch

たしかポーランド人だった。何度書いても言っても名前を覚えきれない。

構成要素は単純だ。「四度堆積と平行移動を使ったピアノフレーズにグリッチノイズ、フィールドレコーディング素材を入れ込んで曲を作れ」と言われたら、まあこんな感じになるだろう。料理の腕というより、素材の味の問題だ。

アンビエントは心地よいけれど、冒険とは真逆の世界なので創意工夫をする余地がない印象がある。日常生活に溢れる音から、耳を遠ざける音楽。それはそれでサウンドトラックだったりには使いやすいだろうけど、活動のメインフィールドに置くにはなかなかつらそうだ。せめて、その音素材の選び方に独自性を見いだしたり、プラスアルファの個性をのせていかなければならないだろう。