今日の日記(、短歌、俳句)
労働という行動様式はなかなか難しい。いま自分は何のためにこれをやっているのか、すぐ忘れてしまえる。
多少、面の皮が厚くなってきた。ウブな痛みはそう感じない。でも、無力さは感じるので、悔しいは悔しい。
まだ3か月目だからという言い訳は、ラクだ。だから、まだ3か月目だけどとあえてつっぱってみたい。それで折れるなら、本望だ。
『響け!ユーフォニアム』を観返している。学生の頃とは、見方がかなり違う。滝先生の笑顔にいやらしさを強く感じていたのが、むしろ学生の怠惰にいやらしさを強く感じる。ところかわればなんとやら。
「若さにかまけてドブに捨てた無駄な時間」、「当たり前にできあがってる人の流れに、抵抗したい」。そんな心に響くセリフも、たやすく忘れてしまっていた。
もう学生じゃないからという言い訳は、ラクだ。だから、もう学生じゃないけどとあえてつっぱってみたい。それで折れるなら、本望だ。
短歌も俳句もそれなりに詠んでいる。片方を作っているときはもう片方がとほうもなく難しく思える。
死やセックスにテーマを頼りたくなる。そういうのじゃない、ふとしたつぶやきを結晶化できればもっと楽しくなりそうな気がする。
カップルか親子か知らぬ浴衣連れ
街灯に透けしポプラの緑かな
リクルートスーツで汗をぬぐう女子
まばらなるキノコのごとき群衆の胞子に触れて糸だらけなり
薄着なるブスの巨乳に目が眩む
牡蠣なるか柿なるか確かめんとす
梅雨時にヌザベと響くフランス語
有志にて笹の葉燃やすデモ企画
おおむかで殺して笑う女児の指
耳たぶを甘めに咬んで
星降る夜
左手の薬指だけ貸して、ねえ?
どろどろに溶かすだけなんだから
スラップが跳ねて
サイダー流れ込む
つまらない人生燃やして
お祭りの目玉にしよう
打ち上げ花火
明日にもありふれた事故でさようならしてしまうかも
それでも、いいよ
心から「生きててよかった」なんて
嘘ついてやろうと今生きている