今日の一曲:New Order - True Faith

友人と話していて、そういや昔よく聞いてたなあと思い出した一曲。シンプルなリズムがパッド系シンセで作られた音像を牽引していく。慈悲もなく鳴り続けるキックとスネアのパターンを16分のハイハットが彩り続ける。

コードは聞き直すとかなりよかった。メロディじたいはめちゃめちゃ美しいわけでもなく、むしろボーカルの声質と歌詞の流れで聞かせていくという印象だ。「あいゆすとぅしんくざっざでーい」の「で」のシンコペーション感。つまりここにもリズムの力がある。

パンク以後の、削ぎ落とされたグルーヴの一般化。それは後々のダンスミュージックを形成したものであると同時に、ロックンロールの派生ジャンルたるロックの根幹かもしれない。